景品ブランド別の梱包形式を踏まえて、重心予測のポイントを紹介するページです。今回は「THE GRANDLINE MEN」について紹介します。
梱包形式の概要
まずは「THE GRANDLINE MEN」 の梱包形式の特徴について見ていきます。このブランドは意図的と思われるように梱包の仕方にいくつかのパターンがあります。実際のパターンを見ていきます。
まずイゾウのケースを見てみます。厚紙形式で裏側に寄せて梱包してあることが分かります。基本的には厚紙形式で、「表」側 か「裏」側かのどちらかに寄せてあります。
厚紙の中を空けると、本体が上向きで配置され、頭部だけ分離されています。上下は固定されていませんが、サイズ感として隙間はないため、動きません。重心は「上」でした。
違うケースを見てみます。CP-0は上下逆に置かれていますね。重心は「下」(中央寄り)でした。
ドレークのケースはどうでしょうか。本体が上下で分離され、かつ厚紙で底上げしていることが分かります。底上げしてあるため、重心は「上」でした。
分離されていて厚紙で底上げされない場合もあり、その場合は重心「下」になりやすいです。
チョッパーのように背丈のないキャラクターはどうでしょうか。上下に隙間ができやすいので、重心が「下」方向になり易いですね。ワノ国 vol.21のケースでは透明な袋で底上げされるせいもあってか、「中」から「上」寄りではありましたが。
(このケースでは透明な袋が底上げ効果に)
以上から色々な梱包パターンを見てきました。造形の特徴で変わるのではないかと過去に分析してみましたが、正直はっきりとした理由が分からず、意図的なゆらぎを作っているとの結論に達しました。上記の例の中でも、イゾウとCP-0でなぜ逆にする必要があるのかが分かりません。分離を頭部で行うのか、胴体上下で行うのかの理由もはっきりとしないケースが多いです。
まとめると、
- 基本的には厚紙形式
- 表裏はどちらかに寄せる形式が多い
- 本体を上向きにする場合も下向きにする場合もあり、分離方式も頭部と胴体のケースがある。
- 梱包形式と造形との関連付けは難しく、意図的なゆらぎと思われる。
意図的な重心操作があるとはいえ、重心がどちらに寄り易いかは定量データを確認するとある程度傾向が見えます。是非「重心傾向の統計データ」を確認してみてください。
重心傾向の定量的データ
上記の特徴を踏まえて、上下・表裏重心について具体的にどのような構成比率になっているのか (例えば、重心が「上」寄りになるのは何%くらいか、重心が「表」寄りになるのは何%くらいか)、統計データでは定量的に確認できます。景品ブランド別の重心傾向について、定量データで見たい場合は「重心傾向の統計データ」をご覧ください。