クレーンゲームの攻略例360 (末広がり)：重心に偏りのある景品、こんな時に何が起きるのか？

初めに言っておくと、今回はかなり苦戦したケースです。横幅が広めの中型箱は左右重心の偏りが強いことが多く、今回はそれが色々な判断ミスを招きました。果たして何が起きたのでしょうか。

攻略

【1手目】右アームを右側面に寄せて入れます。景品が左を向いてそのまま横に立ちました。

(横を向いて立ちました)

【2～4手目】右アームを右奥側に寄せて入れます。奥側が少しづづ左に動くと、4手目で手前バーに向けて景品が倒れ、奥側がハマりました。振ったというより倒れたような挙動が少し気になるところ…。

(奥側を左に振っていくと…)

(手前に向けて景品が倒れました)

【5手目】奥側を両アームで持ち上げます。手前にずらしたいですが、ずれません。奥側はかなり持ち上るものの、手前角が持ち上らず「壁」に当たってしまいます。ひょっとしてこれは手前側が重いでしょうか。壁の存在もありますが、手前角を大きくずらすほどのパワーがないようです。手前バーを支点にシーソーのような動きをするだけです。

(手前にずらせず壁に当たるだけ)

【6～9手目】アームの寄せ方を調整して持ち上げてみますが、ダメですね。奥側は持ち上っても、重い手前側はずれてくれないです。

(色々試すもうまくいかず…)

【10～22手目】このまま手前にずらすのは諦めて、縦方向にねじって (縦ハメ的に) 落とすことにします。左アームを左奥の隙間にかけて景品を少し縦方向にしてから、右アームを右手前角にかけます。…が、手前側は全く動きません。仕方ないので、左アームを左奥側の隙間に通し続けて、景品を縦方向にねじりつつなんとかハマりを深めていきます。僅かながらハマりは深まるので続行しますが、かなり微妙な動き…。なんとか落としましたが、気づいたら22手でした (上下重心は「下」で、左右重心は「左」でした)。

(手前側に右アームをかけても動かず…)

(左アームを奥側に通していきます)

総括

22手ですか…これは大敗北です、、、。手前側が重いにも関わらず、手前にずらすだけのパワーがなかったこと。また左右重心が強く左に寄っていたため (ハマってからは裏面が上を向いたため写真では右側)、右アームで手前側を振り切れなかったこと等が影響しました。
後半の苦戦の原因として、そもそも序盤で重心やアームパワーの判断ミスがありました。1手目で側面中央付近にアームを入れて横に立ったのですが、今考えれば重心が左に寄っていたので、自然に傾いて立っただけでしたね。アームパワーで立てたものだと騙されてしまいました。 上下重心はもちろんですが、左右重心もうまく見極めないと判断ミスにつながる反面ケースでした。

尚、末広がりの「横立て型」は基本攻略の「詳細編」があります。動かない時の原因のヒントがあると思います。是非以下ページもご覧ください。

➡「横立て型」攻略の基本/詳細編はこちら