景品ブランド別の梱包形式を踏まえて、重心予測のポイントを紹介するページです。今回は「Fluffy Puffy」について紹介します。
梱包形式の概要
「Fluffy Puffy」 の梱包形式の特徴について見ていきますが、このブランドは最近梱包形式に変化が見られます。まずは少し前(2021年頃登場)の梱包ケースを先に見ておきます。
本景品は、厚紙形式で表側に寄せて梱包してあることが分かります。基本的には「表」側 か「裏」側かのどちらかに寄せてあります。
裏側から見てみると、切り込みにより景品が中央付近に固定されていることが分かります。
違うケースを見てみます。切り込みの入れ方は様々ですが、やはり固定されています。
景品種類毎に個別の切り込みを準備しているので手間がかかっている気はしますね。このように固定されると、重心としては「中」~「上」付近に寄りやすいです。
捕捉として、切り込みで固定しないケースもありました。この場合は当然動きやすいです。
次に最近のケース(2022年以降登場)を見てみます。 「チュン太郎&茶々丸」のケースは切り込み方式ではないことが分かります。
中を開けると、プチプチで包んで在ることが分かります。景品自体をプチプチで包み、さらに上下の隙間にもプチプチを追加で詰めてあります。
(プチプチは上下と本体を包むもので3つ)
隙間を詰めてあるためあまり動きませんが、それでも普通に立って置かれていると重みで下方向に若干重心が寄ると思われます。重心としては、「下」~「中」付近が増えた印象です。
扱う対象が人型とは限らないため、造形の特徴も影響します。例えば頭部が大きいかどうかは重要な要素です。鬼滅の刃の場合に「ムキムキねずみ」は重心「中」でしたが、「チュン太郎&茶々丸」の場合は重心「下」でした。梱包形式は類似していたため、造形で差が出たものと思われます。尚、この変化ですが、おそらくですが梱包時の手間の省略の目的が大きいと想像します。切れ込みで固定しなくても景品保護がある程度出来るとの判断でしょう。
ただ切り込み形式がなくなった訳ではないです。マタムネも最近登場ですが、これは切り込み形式でした。
以上梱包パターンの変化を見てきました。プチプチ形式が増えているとはいえ、切り込み形式がなくなった訳ではないため注意が必要です。またプチプチの包み方・詰め方によっても重心が変わることも覚えておきたいです。さらに造形の特徴も影響することを見て来ました。
まとめると、
- 基本的には厚紙形式
- 表裏は、どちらかに寄せる形式が多い
- かつては切り込み形式が多かったが、最近はプチプチ形式が増えている
- 造形の特徴も重心に影響する
形式や造形等により傾向が異なるとはいえ、重心がおおよそどちらに寄り易いかは、定量データを確認するとある程度傾向が見えます。是非「重心傾向の統計データ」を確認してみてください。
重心傾向の定量的データ
上記の特徴を踏まえて、上下・表裏重心について具体的にどのような構成比率になっているのか (例えば、重心が「上」寄りになるのは何%くらいか、重心が「表」寄りになるのは何%くらいか)、統計データでは定量的に確認できます。景品ブランド別の重心傾向について、定量データで見たい場合は「重心傾向の統計データ」をご覧ください。