景品ブランド別の梱包形式を踏まえて、重心予測のポイントを紹介するページです。今回は「Relax time」について紹介します(15×20×10cmのサイズのものが対象です)。
梱包形式の概要
まずは「Relax time」 の梱包形式の特徴について見ていきます。このブランドはある程度は造形と梱包形式に関連が見られます。実際のパターンを見ていきます。
ホロライブの大神ミオのケースです。厚紙形式で裏側に寄せて梱包してあることが分かります。基本的には「表」側 か「裏」側かのどちらかに寄せてあります。
厚紙の中を空けてみると、横向きにそのまま景品が配置されています。膝立ちの造形で、前後・左右ともに幅があまりないため、そのままで収まったようです。重心は「下」で上下は固定されていませんが、厚紙の押さえがあるのであまり動きません。
違うケースを見てみます。今度はあぐら造形です。左右に幅のある造形ですが、前後に幅はありません。やはりそのまま収まっています。
これもあぐら造形。スライムパーツがありますが、やはりそのまま収まります。
これはイス座りの造形。前後・左右ともに幅を取る造形であるせいか、上下で分離されています。
これも椅子座り造形。少しサイズが大きいためか、片足が分離されています。
四つん這い造形のケースですが、頭を上にして縦方向に景品が入っています(かつ切り込みで固定されています)。前後の幅があるため、縦方向にしたと思いますが、なぜ固定されているかは分かりません。尻尾部分を保護するためかもしれません。
(厚紙の上から見てみるとこんな感じ)
以上から色々な梱包パターンを見てきました。造形の特徴 (前後・左右の幅) である程度の傾向が決まることが分かります。ただサイズや細部のパーツによっても変わったり、理由が分かりにくいものもあり、造形だけで予測できるとの過信は禁物です。
まとめると、
- 基本的には厚紙形式
- 表裏は、どちらかに寄せる形式が多い
- 造形の特徴 (前後・左右の幅) に応じて、梱包形式が異なる傾向あり
- ただし、梱包形式と造形との完全な関連付けは難しいので要注意
造形により傾向が異なるとはいえ、重心がおおよそどちらに寄り易いかは、定量データを確認するとある程度傾向が見えます。是非「重心傾向の統計データ」を確認してみてください。
重心傾向の定量的データ
上記の特徴を踏まえて、上下・表裏重心について具体的にどのような構成比率になっているのか (例えば、重心が「上」寄りになるのは何%くらいか、重心が「表」寄りになるのは何%くらいか)、統計データでは定量的に確認できます。景品ブランド別の重心傾向について、定量データで見たい場合は「重心傾向の統計データ」をご覧ください。