クレーンゲームの攻略例328 (橋渡し)：長さのある箱、こんな時は何に注意すべきか？

少し長さのある箱です。このように長い箱の場合、重心は「上」側に寄っていることが多いです。長い箱だと景品が直立して配置されていることが多く、頭部が上側なら必然的に上側が重くなるためです。今回は初期位置で上側が手前に向けてあるので、おそらく重心は手前側だと思います。果たしてどうなるでしょうか。

攻略

【1手目】左奥側に左アームを寄せて入れます。奥側が少し右に動きました。非重心側ならもう少し動くと思ったんですが…まだ重心は分かりませんね。

(奥側が少し右に動きました)

【2～3手目】次に右手前側に右アームを寄せて入れます。手前側が少し左に動きました。念のため2手分試すも動きは微妙…奥側の方が若干動きが良いですね。やはり重心は手前側だと思います。

(手前側が少し左に動きましたが…微妙)

【4～8手目】改めて非重心側である奥側を右に振っていきます。動きは大きいとまではいかないですが、順調に動きます。8手目で奥側を左に振ると、奥側がハマりました。

(奥側を右に振っていくと…)

(奥側がハマりました)

【9～12手目】右側のハマりが浅いので、まずは右アームを右奥側に通していきます。続けて奥側の接地している角にアームを通して奥側のハマりをさらに深めていきます。12手目で奥側が外れて落ちました。

(奥側にアームを通していきます)

総括

10手超えてしまいましたが、危ない局面は特になく「横ハメ + 残存角外し型」の典型的なケースだったと思います。今回のように、重心予測と実際の挙動の両面から重心を判断することで、自信を持って攻めていけると思います。今回は重心予測も的中でしたが、統計上の限界もあるので当たらないこともあります(2021年5月分集計時点で正解率は7～8割程度 [高精度予測分])。やはり実際の挙動で最終確認することは不可欠になります。