クレーンゲーム攻略の流れやコツを紹介します。ハイレベル攻略 (戦術側の詳細編) では各々の型について、 進め方の詳細や、典型的な迷いどころ、深みにハマる落とし穴等について、 「Q & A」方式で紹介していきます。プレイで悩んだ時にご参考頂ければと思います。
今回は「末広がり横立て型」の詳細編になります。末広がりではいくつか重要な戦術がありますが、この「末広がり横立て型」 は比較的安定して再現できることが魅力的です。但し、この戦術は「基礎的な戦術知識」を知らないとうまく獲れません。運が良ければ何となく獲れることもある縦ハメとはその点は多いに異なるといえるでしょう。詳細編ではこの必要な基礎知識を詳しく紹介します。
縦ハメがメインで橋渡しは得意だが、末広がりは苦手という人もいると思います。この戦術を使いこなすと末広がりでも安定して獲得できるようになり、獲得成績が安定すると思います。是非コツを覚えて頂ければと思います。
(横に立てて動かす手法を使いこなせば…)
(少ない手数で良い形を作ることができる)
それでは戦術の流れに沿ってポイントをみていきましょう。
【Step1】景品を横に立てて運ぶ
「横立て型」では、まずは景品を横に立てて広いエリアに運んでいきます。そんな時以下の状況になったら…
Q.「横に立たない」
可能性① ➡ 寄せが甘いのではないか?
当たり前の話ですが、アームの寄せが甘いと立つものも立ちません。というか、そもそも限界まで寄せないと立たない設定がほとんどです。まずはしっかりギリギリに寄せることに集中しましょう。
「いや、それが難しいんだよ」と思うかもしれません。ただ、もうこればかりはすみません。奇策も基礎知識もなく「ギリギリのコントロール力」を磨くしかないです。少しだけコツは紹介しておきます。
- 箱正面 (側面近く) から滑らせるようにアームを落とす
箱正面 (側面近く)から滑らせるようにアームを落とすと、ピンポイントではなく「幅」で狙えるので楽だと思います。但し、正面を押すと瞬間で下降が止まってしまう設定では通用しませんで、限定的なコツだと思ってください。
(しっかり寄せると…)
(横に立てることが出来る)
(アームの開きが狭い設定だが… )
(限界まで寄せれば、立てることが可能)
可能性② ➡ 重心付近を狙えていない?
どんなにアームを寄せても、重心付近を捉えないと横に立てることは出来ません。重心付近を払うと、支点 (重心と滑り止めが接地する部分) を中心とした回転運動が上方向に向くため、それが横に立つ原理となります。
でもどうやって重心を見極めるのか…? 大きくは2つあります。
- 重心予測 or 実際の重心リストを参考にする
- 振った挙動から見極める
「1」については他の戦術の詳細編でも書いていますが、実際の重心リストは確度の高い情報ですので、リスト掲載後なら是非参考にしてください。実際の重心リスト掲載前なら重心予測があります。景品ブランドによっては予測が安定します (「傾向の信頼度」が予測精度の目安)。統計的な裏付けはありますので、活用できるブランドでしたら是非活用してください。
「2」の挙動については、大別すると「傾く挙動」か「ずれる挙動」かを見ます。前者なら重心付近で、後者なら重心から離れている可能性があります。上でも述べましたが、振る際に重心とバーの接地部分が支点となるため、支点付近を払えば動く力は上に向き (景品は傾き)、支点が遠ければ横方向に力は働きます (ずれる動き)。
(奥側を狙うと…)
(奥側が振れてハマってしまった)
(仕切り直しで、もう少し手前側を狙ってみると…)
(今度こそ横に立った (手前側が重心) )
(手前側を狙ったら…)
(右に振れてしまった)
(仕切り直しで、より中央付近を狙ってみると…)
(今度こそ横に立った (中央付近が重心) )
初期位置の重心は店舗によって「クセ (方針)」もありますので、よく行く店舗のクセは、先入観にならない程度に意識するようにしましょう。
まだまだ序盤です。「横立て型」はStep全般に渡って覚えておくべき基礎知識の数が多いので、以降は有料ですが是非続きもご覧になってください。