クレーンゲームの景品の開封例90:ドラゴンボール超 超戦士列伝Ⅱ~第二章 未来の戦い~

今回は少し前に登場した「超戦士列伝」を扱います。「超戦士列伝」の梱包の特徴は、厚紙に切り込みを入れることで景品を固定させることです。なぜこのような梱包を行うのか、そうでない梱包との違いはどう考えればいいのか、見ていきたいと思います。

開封

本景品は、厚紙仕切り形式です。ゴクウブラックから見てみます。正面から見るとわかりにくいですが、表面に寄せて景品が配置されています。

裏面から見てみます。厚紙の下側に景品固定用の切り込みがあることが分かります。上部の空間には、胴体側と足側で分離されたパーツが配置されています。 下に切り込みがあるので、重心は底上げされます。 …が、実際には底上げされた上部空間の中でも少し隙間があるため、重心は「動く」でした。

トランクスもほぼ同様です。厚紙に切り込みはありますが、上部空間の中に少し隙間が出来るため、重心は「動く」でした。

ところで、切り込みを入れて固定する梱包ですが、ドラゴンボールの中型箱に共通する仕様という訳ではないです。どのような場合にこのような梱包になるのでしょうか。

例えば「Fluffy Puffy」では、この梱包が多いです。箱のサイズに対して景品が小さいので、大きく動くことを防止するためだと思います。

(中央の空間に固定することが多い)

「EXQ/ESPRESTO」でも、切り込みで固定することがあります。上部に隙間ができて大きく動きそうな場合の対策だと思われます。背丈が小さかったり、背丈があっても頭部が分離されている場合等ですね。

(少し背丈が小さいフィギュアを固定させる狙い)

(これは腕が折れる対策も兼ねていると思われます。頭部は分離)

「超戦士列伝」に話を戻すと、このブランドは少しサイズが小さめです。ドラゴンボールで中型箱の場合、もう少し大きいサイズのフィギュアが多いです。やはり箱のサイズに対して少し小さめなフィギュア時に切り込みで固定する梱包が増えるようです。
いかがでしたでしょうか。切り込みで固定する梱包の場合は、重心が「中」~「上」(要するに「下」以外) が多くなるので、注意したいところです。ご参考ください。

景品名ドラゴンボール超 超戦士列伝Ⅱ~第二章 未来の戦い~
梱包形式厚紙仕切り形式 (上下固定式)
重心動く/表
登場年月2020/9
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