景品ブランドの重心傾向「Bicute Figureシリーズ」

景品ブランド別の梱包形式を踏まえて、重心予測のポイントを紹介するページです。今回は「Bicute Figureシリーズ」について紹介します。

重心傾向のサマリ

基本傾向は以下のとおりです。

  • 梱包は厚紙形式である
  • 重心傾向は「上・中寄り」&「裏寄り」である
  • 景品が小さいと「上~中」の間で動く(重心分類上は「上・中寄り」)
  • 左右重心ははっきりせず、動くこともある

傾向の信頼度ですが、
サンプル数と傾向のバラつきから、

A (かなり信頼できる)

梱包形式の概要

なぜ上述したような傾向となるのか、サンプル開封の様子を通じてケース梱包形式の特徴を確認します。以下のケース(2025年登場)ですが、厚紙形式であることが分かります。

* 開封したサンプルはあくまで1ケースです。景品によっては異なる形式となっていることもありますのでご了承ください。

厚紙を開けてみると、景品を入れたプチプチが入っていることが分かります。

横向きにして見てみると、胴体は上向きに配置され、頭部も上部にあります。全体として重い部分が上側に来ているため、重心は「上・中寄り」になります。またプチプチを折りたたんで手前側に余剰分を配置しています。このため表裏重心は「裏寄り」になりやすいです。

違うケースで少し本体が小さい場合も見てみましょう。景品サイズが小さめだったり「すっきり」していたりすると、その分厚紙自体が裏側に寄せられることが多いです。

小さめだと厚紙の中にも隙間ができます。このような場合は、「上」~「中」の間で動くことが多いため注意してください。重心定義上は「上・中寄り」に分類されます。

サイズ的に収まる限り、頭部は分離されずに上向きに入っていることが多いです。「うさぎ耳」は破損対策だと思いますが、分離されています。

(補足) 過去の梱包形式

「Bicute Figureシリーズ」 は最近は箱サイズ14×30×14cmくらいが多いですが、それ以前はもう少し小さめの13×26×11 cm くらいが多かったです。ただ、梱包形式の大枠は変わりません。縦サイズが小さかった分、上部に隙間ができにくく、「上・中寄り」の傾向がよりはっきりしていた印象です。

さらに過去にさかのぼると、箱自体に幅や厚みがありました。そのため箱の中に空洞が大きく、よりはっきり厚紙が裏側に寄せられていました。

厚紙を開けると今と大きく変わりません。プチプチの余剰分は今ほどなかった感じでしょうか。