クレーンゲームの攻略例396 (橋渡し)：大型正四角柱で重心「動く」…こんな時に何が起きるのか？

先に申し上げますと、今回は撤退ケースです。重心が「動く」ことに翻弄されました。撤退要因としてはよくあるケースなので教訓としてご紹介したいです。果たして何が起きたのでしょうか。

攻略

【1～3手目】まずは奥側を右に振って、その後に手前側を左に振ってみます。…が、どちらも少し動きますが動き幅は微妙。この時点ではまだ重心わかっていません。パワーは微妙でしょうか。

(奥側も手前側も動き幅は微妙…)

【4～8手目】4手目で奥側を再度右に振ってみると、ここで大きく動きます。重心は「下」側だったでしょうか。それならばと動きの良い奥側を右に振っていきます。5手目以降は右への移動制限で左アームを寄せきれませんが、なんとか奥側を振って横ハメにします。この段階ではパワーは悪くないという判断です。

(奥側を振っていき…)

(横ハメにします)

【9～14手目】右アームを右奥角に通していきます。最初は右奥角のハマりが深まっていきますが、途中から進みが悪くなり、最後はハマりが戻るような動きを見せます。これは横ハメ時に重心が表側 (天井側) を向いていて、かつ「動く」時にたまに起きる挙動です。「動く」重心のせいで挙動が安定しません。こんな時は続けても埒が明かないことが多いです。

(右奥にアームを通しても戻るような動き)

【15～17手目】「角持上げ型」でいきます。最初は沈んでいる左奥角を狙って少し動きますが、大きく持ち上げることは出来ず。形が変わったので、次は沈んでいる右手前角を持ち上げにいきますが、爪がキレイに入ってもほとんど動かず…。悔しいですがここでパワーが実は弱いと確信します。「動く」重心のせいで見かけ上パワーあるように見えただけですね…撤退です。

(爪がキレイに角に入っても動かせず…)

※初期位置から再戦すると今度は重心が奥側に寄っていたようで、「奥立て型」であっさり4手で獲得しました。

総括

完全に負けました…敗因はパワーの弱さに気づかなかったことです。 撤退ケースで多い敗因ですね。4手目の動きで完全に騙されてしまいました(おそらく振る勢いで、本体位置が「下」側に移動し、たまたま大きく動いただけ)。重心が「動く」時は、ハマってからの「残存角外し」等、パワーが本当に必要な局面で急に詰むことがあります。とにかく重心が「動く」と分かったら、アームパワーのせいで動くのか、中で本体が動くことで動いているように見えるだけか冷静に見極めたいです。
尚、こういう時は再戦すると (重心位置の運次第で)あっさり獲得できることも結構あるので、不可解な挙動を繰り返す時は初期位置直しもありです。