攻略の手法の総合ページ

本ページは、クレーンゲームの攻略手法についての情報ポータルです。特に、攻略の基本としての「型 (戦術のパターン) 」を紹介します。一つ一つの型は決して奇をてらうものではないです。型の特徴を理解して、設定に合わせて最適な型を選択できるかと、型どおりに行かない場合に派生的に手筋を組み合せることができるかが重要になります。

本ページでは攻略の基本を紹介しますが、それ以外に「ハイレベルの攻略法」があります。これは基本編では語り切れない各戦術のポイントの詳細や、「速攻 (5手以内攻略)」のための実現条件等、管理人のノウハウが凝縮されたコンテンツです。基本編を理解したら、よりハイレベルを目指しましょう。

(スマくれのコンテンツの全体像)

攻略の基本

橋渡し

【A-1】縦ハメ完走型

景品の奥側を左右交互に振ることで、ひねりながら景品を縦方向に持ち上げていき、そのまま縦方向に落とす戦術。重心が手前 (&裏側) で一定のパワーがあれば、技術的な難度は高くないため、条件が合えば積極的に使っていきたい手法。代表的な戦術だけに、店側も対策はしており、重心を奥側に置く、アームのひねりをきつくする、橋幅を狭くする等様々な罠が張り巡らされている。これらを踏まえ、本当に適用すべきか見極めたいところ。

【Step1】 景品を左右交互に振り、ひねりながら縦方向 (奥側) へずらしていき…

手前側がハマる状態を作る。

【Step2】引き続き景品を振ってハマりを深め、十分に深くなったら…

ひねる動きで手前角を外して落とし切る。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「縦ハメ完走型」では以下のような状況がよく起きます。

【Step1】 景品を奥方向へずらしていく途中で…

  • Q「奥側が動かない (動きが悪い)」
  • Q「手前方向にずれる」
  • Q「横を向いて立った」
  • Q「クルっと横を向いてハマった」
  • Q「いきなり手前に立った」

【Step2】 景品のハマりを深め、落とし切る途中で…

  • Q「奥側を振っても動かない」
  • Q「奥側が振りきれずに戻ってしまう 」
  • Q「奥側を振ろうとして倒れてしまった 」
  • Q「奥側を振り過ぎて斜めになった 」
  • Q「手前側のハマりが戻ってしまう」
  • Q「手前角が両角ともバーに接地した」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【A-2】乗り上げ型

ハマった景品を奥側のバーや台へ乗り上げることで (奥側に大きくずらすことで)、ハマりを深めたり残った角を外す等の手間を省略する戦術。特に、重心が奥側で橋幅が狭い場合は乗り上げやすい。落ちている角にアームが入るか、入って持ち上げるパワーがあるか等を速やかに見極めて使っていきたい。

【Step1】ハマった景品の角の隙間が大きくなるように形を整える。もしくは、(縦ハメ・横ハメの進行中に) 偶発的に隙間が大きく空く等のケース。

【Step2】落ちている角に両アームを入れて…

景品を持ち上げて奥側に滑らせながら、乗り上げる。

【Step3】(必要に応じて) 位置を整えた上で、奥側を持ち上げるか手前角を突いて落とす。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「乗り上げ型」は以下のような状況がよく起きます。

【Step2】 景品の手前側を持ち上げる途中で…

  • Q「アームが手前角に入らない」
  • Q「持ち上げ切れない」
  • Q「形が悪くなった」
  • Q「ほぼ動かない」

【Step3】 橋の間に転がして落とす途中で…

  • Q「奥側が持ち上らない (転がせない) 」
  • Q「転がすとまた橋の間にハマる 」
  • Q「奥に行き過ぎて届かない」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。


【A-3】かけ回し型 (刺し回し)

景品の表面が斜め手前を向いてハマったときに、フタの隙間にアームを入れ、アームの閉じる動きで(景品が回って正面を向く動きで)一気に落とす戦術。うまくいけばハマった状態から一手で落とせることが大きな魅力。一方で、アームパワー不足や移動制限等により、刺さらない・回しきれない等のこともある。無理なケースで固執すると思わぬ泥沼化につながるため、動かない場合の判断力も重要となる。

【Step1】手前のバーと景品の隙間 (下の写真で白い色を付けた部分が隙間) が大きくなるように形を整える。もしくは偶発的に隙間が大きく空く等のケース。必須条件ではないが、この隙間が大きいと斜めにハメやすい。

【Step2】空いた隙間に手前角を落とすように景品全体を傾ける。もしくは、(縦ハメの進行中等に) 片側の手前角が外れた拍子に偶発的に斜めにハマったケース。

【Step3】上部のフタの隙間にアームを刺すと(景品の角にアームをかけると)…

アームの閉じる動きで景品が回って正面を向き、一気に落下口に落ちる。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「かけ回し型 (刺し回し)」は以下のような状況がよく起きます。

【Step3】 奥の角にアームをかけて回す (刺して回す) 途中で…

  • Q「アームがかからない」(かけて回す場合)
  • Q「刺さらない」(刺したい場合)
  • Q「回らない/アームが抜けてしまう」
  • Q「景品を倒してしまった」
  • Q「回したが落とし切れなかった」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【A-4】角払い型

景品が横を向いてハマったときに (奥から手前にかけて斜め方向に) 、ハマっている側の隙間にアームを入れ、隙間の角を払うことで一気に横向きにする戦術。払う力が強ければ、橋の上にある状態よりも横にハメるスピードが速いのが魅力。一方で、アームパワー不足で動かない、移動制限でアームが入らない等のこともある。またスピーディに横に出来てもフィニッシュは別の戦術が必要なことが多い。中盤戦の中継的な戦術として活用ポイントを見極めたいところ。

【Step1】縦ハメや横ハメの途中で、クルっと横を向いてハマったケース。

【Step2】ハマっている角の隙間にアームを寄せて入れ、アームが角を通る動きで払っていく。

アームパワーや橋幅次第では、払う勢いでフィニッシュできる。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「角払い型」は以下のような状況がよく起きます。

【Step2】 角の隙間を払う途中で…

  • Q「隙間がまだ少ない (角度が足りない)」
  • Q「隙間にアームが入らない」
  • Q「隙間を払っても動かない」
  • Q「払ったが落とし切れなかった」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【A-5】奥立て型

橋上にある景品の手前側を持ち上げて奥の台に一気に乗り上げる(奥のバーとの隙間に立てる)ことで、ハメに行く・ハマりを深めていくという手順を省略する戦術。景品の偏りが大きい場合に有効で、うまくいけば縦ハメ・横ハメよりも手数を省略し易い。当然ながら、店側も簡単に立つようには設定しておらず、立てることが可能か、可能な場合にアームを入れるポイントはどこか等を的確に見極める必要がある。

【Step1】奥側もしくは手前側を横に振って、景品を少し斜めにする。

【Step2】景品の手前から中央の間でアームの力が伝わり易いポイントを探し、両アームを入れて一気に手前を持ち上げ、その勢いで奥に景品を乗り上げる(奥の隙間に立てる)。

【Step3】乗り上げたら(奥の隙間に立ったら)、必要に応じて落下口に対して景品を平行にする等の調整を行い、手前に転がして落とす

【A-6】奥のバー利用型

奥の滑り止めのないバーを利用し、景品がハマる前に奥の台に一気に景品を送り込むことで、ハメに行く・ハマりを深めていくという手順を省略する戦術。景品が縦に長い場合や重心が奥側に配置されている場合に有効で、うまくいけば縦ハメ・横ハメよりも手数を省略し易い。奥のバーの位置や景品の長さ、アームの強さ等を総合的に勘案し、適用できるかを速やかに見極めたい。

【Step1】景品の奥側を振って、滑り止めのないバーに乗せる。

【Step2】手前側を持ち上げて、奥バーに滑らせるように景品を奥に押し出していく。

【Step3】奥に乗ったら、(必要に応じて) 落とせるように位置を整えた上で、奥を持ち上げるか手前を突いて落とす。

【A-7】横ハメ + 残存角外し型

景品を横にハメた状態で、景品を最も下側で支える (ここでは残存角と呼ぶ) を外すことで落とし切る戦術。横ハメ系の代表的な戦術で、縦ハメ系の戦術が使えない場合に頼れる。一方で、ハマってからは片アームだけで残存する角を落とし切るパワーが必要となるため、適用できるパワーがあるかの見極めが必要。

【Step1】景品を横向きに振っていき、横向きでハマる状態を作る。

【Step2】残存角のハマりを深めつつ、残存角以外が「浮く」ように整える。

【Step3】景品を片アームで抑えながら(もしくは片アームを下降停止させながら)、残存角にもう片方のアームを通し…

残存する角を外し切る。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「残存角外し型」は以下のような状況がよく起きます。

【Step2】 ハマりを深めていく途中で…

  • Q「角の下の隙間にアームを通せない」

【Step3】 景品を押さえて落とす途中で…

  • Q「押さえられない」
  • Q「押さえたがアームが通らない」
  • Q「角が外れず浮いてしまった」
  • Q「アームを通しても動かない」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【A-8】横ハメ + 角持上げ型

景品を横にハメた状態で、沈んでいる角を持ち上げることで景品を落下口に対して垂直にして落とす戦術。爪がうまく角に入れば景品を大きく持ち上げることができ、「残存外し型」でパワー不足の場合等でも、落とし切ることができる。一方で、角をピンポイントで狙うコントロール力が求められ、下手に失敗するとハマっている形を悪くしてしまう。使いこなせれば強力だが、高い精度が求められる。

【Step1】景品を横向きに振っていき、横向きでハマる状態を作る。

【Step2】横にハマったら、残存角付近で景品の「せり出し」が少なくなるように整える。

【Step3】残存角の反対側の角を爪で持ち上げると…

景品が落下口に対して垂直になり、そのまま落ちる。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「角持上げ型」は以下のような状況がよく起きます。

【Step2】 ハマっている形を整える途中で…

  • Q「形が悪くなった」
  • Q「景品がずれずに転がってしまう」

【Step3】 角を持ち上げて落とす途中で…

  • Q「そもそも爪が角を捉えられない」
  • Q「角に入るが持ち上らない」
  • Q「持ち上がるが残存角が外れない/別の角が残る」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【A-9】 橋渡し横立て型 (旧名: 横立て維持型)

景品が横を向いて立った場合に、そのままの状態を維持しながら動かすことで、滑り止めの影響を最小化する戦術。狙って立てることは簡単ではないが、もし立てば普通に横ハメにするよりも少ない手数で横向きにしやすく、ハマってからも落とし切りやすい (段違い型の橋渡し設定は、横に立てることが容易であるため、この戦術を積極的に使っていきたい)。

【Step1】景品の重心側にアームを寄せて入れ、横に立てる。もしくは偶発的に横に立った等のケース。

【Step2】横に立ったら、倒さないように気を付けながら景品を横向きにしていく。

【Step3】十分に横向きになったら、そのまま振って横ハメにするか、奥に立てる等して落とし込んでいく(写真は手前側を振って横ハメにしたケース)。

末広がり

基本的には上記の「橋渡し」で紹介した型の多くは「末広がり」でも適用可能。ここでは末広がりならではの型や、橋渡しと基本は同じだが末広がりとしての注意が必要な型に絞って紹介する。

【B-1】末広がり横立て型

景品を横に立てることで、橋幅が広い部分へ運ぶ手数をなるべく省略する戦術。横に立ててから、倒れないように運んで広い部分にハメるまでに一定の精度は求められる。ずれるだけでうまく立たない、立ってもその後が動かない・倒れてしまう等のこともよく起きるため、派生的な手筋への切替も常に準備しつつ使っていきたい 。

【Step1】景品の重心付近にアームを寄せて入れ、橫に立てる。 立ったら景品の奥側にアームを寄せて入れ、広い方に振って動かしていく。

【Step2】奥側の角が橋の間に出てきたら(きそうになったら)…

景品を倒して手前側を背にしてハメる。

【Step3】ハマっている奥側の角を外し(角を持ち上げる、手前側をアームでひねる等)…

落とし切る。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「横立て型」は以下のような状況がよく起きます。

【Step1】 景品を横に立てて運ぶ途中で…

  • Q「横に立たない」
  • Q「横に立ってから動かない」
  • Q「広いエリアで動きが止まる(戻ってしまう)」

【Step2】 景品の奥側をハメる途中で…

  • Q「奥のバーを背にしてハマってしまう」
  • Q「押したが倒れてくれない」

【Step3】 景品の奥側を外して落とす途中で…

  • Q「手前にうまくずらせない」
  • Q「手前側を振りきれない 」
  • Q「手前にずらし過ぎて乗り上げた」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【B-2】交互ずらし型

景品の奥側と手前側を交互に振りつつ、橋の中腹程度で勝負する手法。「横立て型」に比べ一般的には手数はかかるが、横に立たないケースでも使えることが特徴。あまり狭い場所でハマると詰むため、勝負できる場所を見極める必要がある。特に手前側をどのタイミングで何度振るかがポイントとなる。

【Step1】景品の手前側か奥側にアームを寄せて入れ、広い方に振る。

【Step2】橋の中腹くらいまで来たら、手前側を背にしてハメる。

【Step3】手前を振るか、奥側にアームを通す等して落とし切る。

【B-3】奥の台利用型 (乗り上げ)

奥の滑り止めのない台(手前側にある場合もあり)に景品を乗り上げることで、広い方へ移動する負荷を軽減したり、ハメる手順を省略したりする戦術。特に、重心が奥側で橋幅が狭い場合は比較的乗り上げやすい。奥の台との距離にも左右される。景品の傾きを考慮して落ちている角にアームが入るか、入って持ち上げるパワーがあるか等を速やかに見極めたいところ。

【Step1】手前のバーと景品の角の隙間が大きくなるように形を整える。もしくは、(横立て型・交互ずらし型の進行中に) 偶発的に手前がハマって隙間が大きく空く等のケース。

【Step2】落ちている角に両アームを入れて奥側 (or手前側)に持ち上げる。

【Step3】(必要に応じて) 落とせるように位置を整えた上で、奥を持ち上げるか手前を突いて落とす。

【B-4】バランスキャッチ型

アームのねじりを活かして景品の対角線上を持ち上げることで、落下口に対して景品が垂直になり、そのまま落とし切る手法。 景品を倒してしまうリスクもあるが、うまく景品の向きを変えることができれば、ハメる手数を省略してフィニッシュすることができる。景品が序盤で横に立たず、またハマらずバー上で斜めにずらせる場合に使いたい。橋渡しでも可能だが、末広がりの場合は広いエリアに落とし込むことで特にフィニッシュにつながり易い。
※ここで定義する「バランスキャッチ型」は、景品を完全に持ち上げるバランスキャッチを指していないので注意。あくまでねじりを活かして景品の向きを変える程度に持ち上げるもの。

【Step1】景品が序盤で横に立たず・ハマらない場合に、斜め向きにずらして横向きに近い状態を作る。

【Step2】景品の対角線上をアームで持ち上げると、落下口に対して景品が垂直になり、広いエリアから落ちる。

(景品の向きが変わり、広い部分から一気に落ちる)

【B-5】横ハメ + 残存角外し型

(型の基本的な説明は「橋渡し」の本型を参照) 末広がりの注意点としては、手前側の残存角を外そうとすると手前側のハマりが深まらずに景品が奥側に倒れる等、ハマっている形が変わり易い点がある。外すポイントを柔軟に変更しながら、フィニッシュに近づけていきたい。

【Step1】手前か奥側を横に振って景品を横向きにしていく。もしくは、(横立て型・交互ずらし型の進行中に) 偶発的に手前がハマった等のケースで、奥側を振って景品を横に寝かせていく。

【Step2】 横にハマったら、バー上に残存する角が1ヶ所になるように整える。もしくは角の残存状況を見て、どの面を落下口にするかを決める(残存角が1ヶ所となる面を選ぶ)。

【Step3】片アームで景品を抑えながら(もしくは片アームを下降停止させながら)、残存角にもう片方のアームを通して外す。

【B-6】横ハメ + 角持上げ型

(型の基本的な説明は「橋渡し」の本型を参照) 末広がりのポイントとしては、 広いところに運ぶ前に橋の中腹エリアでハマった場合等に、ハマったエリアで勝負する手法として有効。橋幅が狭くても、角が持ち上ればその場で景品を落下口に対して垂直にし易い。

【Step1】手前か奥側を横に振って景品を横向きにしていく。もしくは、(横立て型・交互ずらし型の進行中に) 偶発的に手前がハマった等のケースで、奥側を振って景品を横に寝かせていく。

【Step2】横にハマったら、バー上に残存する角が1ヶ所になるように整える。もしくは角の残存状況を見て、どの面を落下口にするかを決める(残存角が1ヶ所となる面を選ぶ)。

【Step3】バー上に残存する角の反対側の角を爪で持ち上げる(但し、状況に応じて対象は異なる)。景品が落下口に対して垂直になり、残存する角が外れて落ちる。

【B-7】横ハメ + つまみ上げ型

景品を横にハメた状態で (奥側をハメた状態で)、手前側を両アームでつまむように持ち上げることで、景品の奥側を外して落とす戦術。箱が大きかったり、ハマっている角度が急である等、「手前ずらし型」や「角持上げ型」でアームが入らない場合等に有効な戦術。特に箱の中に空洞が大きい場合等は特に持ち上げ易い。橋渡しでも使える戦術だが、末広がりの方が使う機会は多いだろう 。

【Step1】奥側を横に振っていき、景品の奥側をハメる。

【Step2】手前側の角付近 (対角線上の両角) を両アームで支えてつまみ上げ、奥側を外していく。

(手前側をつまみ上げると、奥側が外れて落ちる)

剣山

【C-1】剣山横立て型

横に立てた状態で景品を落下口に向けて動かすことで、持ち上げて落ちた反動で奥に戻るという剣山の泥沼を飛び越える戦術。うまく適用できれば少ない手数でとれる。良く知られた手法だけに店側も対策をしており、立たないようにパワーを絞る・押しを防ぐ・手間バーとの隙間が広くする等、様々な罠を仕掛けている。景品の形状によっても適性がある。以上を踏まえて、適用できるかの見極めが必要 。

【Step1】景品の重心付近にアームを寄せて橫に立てる。

【Step2】立ったら、手前側(奥側でもいい)にアームを寄せて入れ、立ったまま景品を横に振る。

【Step3】手前のバーとの隙間に出ている角を押して、景品を手前に倒す。

【Step4】景品が倒れたら、バーの奥側に残っている部分を持ち上げて手前に落とす。

でもうまくいかない…何が原因なのか?

実際には思った通りにいかない…そんなことも多いですよね。特に「剣山横立て型」は以下のような状況がよく起きます。

【Step1】 景品を横に立てる途中で…

  • Q「横に立たない」

【Step2】 景品を横向きにする途中で…

  • Q「横向きにする途中で動かなくなる」
  • Q「景品が倒れてしまった」

【Step3】 景品を押して倒す途中で…

  • Q「押しても倒せない」
  • Q「手前角に押す場所ない」
  • Q「倒したが奥に残ってしまった」

ハイレベルの攻略法の「戦術型の詳細編」ではこれらの疑問について、原因と打ち手を紹介しています。プレイ中に悩んだら一呼吸置いてこちらも確認してみてください。うまくいかない原因のヒントがあると思います。

【C-2】手前引出し型

手前側を交互に左右に振って、景品を手前に引き出して落とす戦術。店側が推奨する戦術として知られる。店側の推奨だけに、あまり手数の省略は期待できない。引き出す際に下手に景品を持ち上げると、落ちた反動で奥側に戻ってしまうことが最大の難所で、これは運要素にも強く左右される。序盤で何らかの拍子に手前バーより景品が大きく前に出てくる等の条件が揃わなければ、少ない手数で落とすことは難しい。

【Step1】景品が手前バーより少し前に出る状態を作る。奥側・手前側どちらを攻めてもこの状態まではなんとなく作れることが多い。

【Step2】なるべく片アームだけを使って手前側を左右交互に振り、景品を手前に引き出していく。

【Step3】十分に景品が手前に出てきたら、奥を持ち上げるか、手前を押して落とす。

【C-3】 バー上横回し型

手前角の一方が手前バー上に乗った場合に、その状態を維持したまま景品を横にすることで、手前に転がしやすい状態を作る戦術。「横立て型」の代替策として検討したい戦術である。但し、重心の偏りが強い景品には不向きであり(重心手前なら良いが)、また手前角の状態を維持したまま横にするには、一定の精度も必要である。以上を踏まえ、横にするまでの手数や最後に落とし切れるか等を早々に見極めたい。

【Step1】景品の一方の角が手前バーより少し前に出る状態を作る。「横立て型」狙いで横に立たない場合にこのような形になりやすい。

【Step2】奥側を片アームで払って横にしていく。手前角が手前バーより奥側に戻らないように気を付ける(奥側の角付近を浅め払うと戻り易いので、深めに払う)。

【Step3】景品が十分に出てきたら、両アームで奥側を持ち上げて手前に転がす。

【C-4】 隙間ハメ型

剣山と手前バーの隙間に景品がハマってしまった場合に、奥側を撫で上げることで手前に転がして落とす戦術。「バー上横回し型」で落とし切れない時に、代替的に使っていきたい戦術である。但し、転がすためのアームの入れ方がシビアであることに加え、手前に転がすだけのパワーがない場合も多い。転がすパワーが無いと判断したら速やかに撤退することが無難。

【Step1】奥側や手前側を振って景品を横向きにしていく。 「バー上横回し型」 の要領でOK。

【Step2】ある程度横向きになったら、手前側を押す・奥側を持ち上げる等して隙間にハメる。もしくは「バー上横回し型」の途中で景品が隙間に落ちてしまった等の状態。

【Step3】景品の奥側を両アームで撫で上げるように持ち上げ…

手前に転がす。

ペラ輪系

ペラ輪は細かい攻めの積み上げを行うことが多いため、一連の流れの塊としての「戦術型」は定義していない。ここでは個々の攻め方の要素を紹介する。

【攻め方1】輪の中に入れて振る

基本的な攻め方だが、パワーが微妙だとなかなか手前に出てこない。輪の内側でもいくつか位置があるので、なるべく寄せることが望ましい。どうしても動きが悪い時は 【攻め方2】以降の色々な攻め方を試したい。

(輪の中を振るのは基本)

【攻め方2】輪の外側を振る/輪を持ち上げる

輪の外側にアームを寄せて入れることで、両アームが輪にかかって輪を持ち上げ易くなる。持ち上がると手前側に大きく引き出すことが出来るので、うまく使っていきたい手法。但し、景品が斜めになり過ぎると使いにくくなるので注意が必要。

(外側にアームを入れると両アームが使えるので…)

(動きが良くなることがある)

(坂道の場合も同様に…)

(輪を持ち上げれば手前に引き出し易い)

【攻め方3】押し回す (景品上部)

角が落下口に出てきたら、その上部を押すことで反対角がクルっとまわって手前に出て来る動きが生じる。中の空洞が大きい箱だと、落下口に出てなくても押し回せることもある。但し、いずれのケースでも押しが止まる設定だと使えないので注意が必要。

(手前角が出てきたら…)

(押すことでクルっと回り易い)

(中の空洞が大きい景品を押すと…)

(角が落下口に出ていなくても押し回し易い)

【攻め方4】押し回す (輪の内側)

アームを輪の内側に押し込みつつ入れることで、反対角がクルっと回ってが手前に出て来る動きが生じる。さらにそのあと、輪の中に入ったアームが景品を振るので、2回分に相当する動きになる。狙いはシビアだがうまくいった時の効果は大きいので、【攻め方3】の派生型として覚えておきたい。

山積系

山積は細かい攻めの積み上げを行うことが多いため、一連の流れの塊としての「戦術型」は定義していない。ここでは個々の攻め方の要素を紹介する。

【攻め方1】輪の中に入れて引き出す

基本的な攻め方だが、パワーが微妙だとなかなか手前に出てこない。輪の内側でもいくつか位置があるので、なるべく寄せることが望ましい。どうしても動きが悪い時は 【攻め方2】以降の色々な攻め方を試したい。

(輪の中を振るのは基本)

【攻め方2】景品を直接振る (斜面を転がす/奥側を弾く)

輪の中に入れて動かないなら、アームで直接動かした方が良い。景品の奥側を振る等して、積まれた斜面を転がすイメージで手前に引き出していく。シールドに乗ったら奥側を弾くようにアームを入れ、手前に転がして落とし切りたい。

(直接振って斜面を転がしていく)

【攻め方3】押し込む

シールドに乗ってあと少しまで来たら、押して落とし込むのも一手。特に、移動制限で輪の中にアームを入れることが出来ない、景品を直接振っても手前に転がらない等の場合は、押しを使うしかないこともある。

(押し込んで落とし切る)

【攻め方4】バランスキャッチする

小型景品の場合は、完全に横を向いた状態でバランスキャッチを狙うことも出来る。特にシールドが高い場合はバランスキャッチが必須となることもあるので、フィニッシュのやり方の一つとして覚えておきたい。

砂利系

砂利は細かい攻めの積み上げを行うことが多いため、一連の流れの塊としての「戦術型」は定義していない。ここでは個々の攻め方の要素を紹介する (ここで扱う砂利設定は、三本爪やペラ輪設定で砂利が敷かれているものは除く) 。

【攻め方1】景品を直接振る (奥側を弾く)

景品の奥側を振って横向きにしながら手前に引き出していく手法。直線でそのまま手前に引き出しても良いが、横に傾けた方が奥側を両アームで弾くような入れ方を使い易い。手前に引き出してシールドに乗せたら、そのまま手前に転がして落とし切りたい。

(横向きにしながら手前に引き出し…)

(シールドに乗ったらそのまま落とし切る)

クリアケースに入っている場合は、クリアケースを押しつつアームを入れると、押す動きで景品が少し手前にずれてから弾く。2回分に相当する動きを作ることが出来るので、うまく使っていきたい。

(ケースを押しつつ奥側を弾く)

【攻め方2】バランスキャッチする

小型景品の場合は、完全に横を向いた状態でバランスキャッチを狙うことも出来る。特にシールドが高い場合はバランスキャッチが必須となることもあるので、フィニッシュのやり方の一つとして覚えておきたい。

(バランスキャッチで持ち上げるのも一手)

その他 (三本爪/Dリング等)

戦術要素が少ないのが三本爪やDリングである。まず三本爪は「確率機」が多いため、原則としておススメできない。シールドに寄せてからつかむ・引き倒す、落下口に向けて絞り出す等、戦術要素もゼロではないが、それ以上に「確率」や運要素に大きく左右されがち。安定した「戦術型」と呼べるレベルのものは現状ないと考えている。
また Dリングは、ひたすら手前と奥を交互に振っていくことになるため、やはり戦術要素は少ない。アームの開き具合を確認したら、後は集中力との勝負でしかない。これらの設定は戦術要素が少ないため、ここでは詳細は割愛する。

ハイレベルの攻略法

攻略の基本はいかがでしたでしょうか。クレーンゲームが好きな人なら既に知っているという攻略もあったかと思います。またフィギュア攻略をこれから本格的にやってみたいという人なら、まずは攻略の基本を参考に試してみてください。

より上級者向けとして「ハイレベルの攻略法」があります。これは基本編では語り切れない各戦術の詳細や、速攻のための実現条件等、より少ない手数 (5手以内) で獲得するためのポイントを各々整理してあります。基本編を理解したら、よりハイレベルな速攻を目指しましょう。

➡ハイレベル攻略はこちら